concept
※以下は、2019年に執筆した本シリーズのコンセプト文を少し改変・修正したものです。
<2019執筆文>
精神医学者ユングの「アニマ/アニムス」から着想を得た本作。
自分の内側にある「もうひとつの自己」を、女性像として描くシリーズです。社会の中で生きるために、私たちはさまざまな役割やペルソナを身につけます。
それは性別によって期待される振る舞いであったり、
年齢や立場に応じた態度、他者から求められる人格だったりなどさまざまです。
そうした外側の顔を保とうとするほど、内面には言葉にならない感情や、
抑え込まれた欲望、表に出ることのなかった自己が残り続けているように感じます。ALIVE seriesは、そのように内側に残されたものを、ひとつの存在として立ち上げる試みでした。
それは明確な人格を持つ誰かというより、自分の中にありながら、
自分から切り離された意識の輪郭に近いものです。よく誤解されますが、本シリーズは理想化された女性像を描くことを目的としていません。
むしろ、人間的な感情や役割、性別、人格といったものを一度解体し、可能な限り無に近づけた存在として描いています。
<2024年追記>
近年では、この作品のテーマを 「殻の体」 と表現するようになりました。
ここに現れる彼女たちは、自分の中にありながら自分ではないもの。
あるいは、社会に適応する過程で見えなくなっていった自己の断片のような存在です。
外側のペルソナと内側の自己との距離を探るという点では、
別シリーズである 『FACE』 とも近い関係にある作品群だと考えています。
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drawing and composition : N/
use the software : Photoshop, Audacity,
Use materials : digital photograph / acrylic
caption text / 各画像の説明
①Alive series初期作品 ※第11回世界ポスタートリエンナーレトヤマ2015 (IPT2015)入選作品